グローバル着信設定とダイヤルイン設定



INS64では、1回線の契約で2回線使用できるが、電話番号は1つである。これを契約者番号という。
INS64ではB1、B2という二つの論理回線を一つの契約者番号で共用して使用するのが基本である。
例えば、データポートからインターネットを使用してB1の回線を使用して、空いてるB2の方でがかかってきた電話を受けたり、電話をかけたりする。

インターネットを使用する目的だけでなく、単に電話を2回線使用したい場合でINS64を使うこともある。
このとき、電話番号を二つほしい場合は、ダイヤルインサービスに加入する。

そうすると、契約者番号の他に別の電話番号を得ることができる。ただし、工事費700円と月額900円の付加使用料金が必要となる(平成11年3月現在)。
つまり、月々INSの基本料2830円(住宅用、事務用は3630円、INSライトは住宅用3470円、事務用4270円)プラス900円の3730円が毎月必ず必要な基本料金となる。

しかし、FAX専用の電話番号を使用したい場合などは役にたつかも?。

ダイヤルインを使用するなら、グローバル着信利用の申し込みをしておく必要がある。

これは、契約者番号に着信するときに着番号を通知しないようにするものである。

例えば、ターミナルアダプタのアナログポートAは契約者番号で受けて、Bポートはダイヤルイン番号で受けるという使い方では、

アナログポートA => グローバル着信するに設定
アナログポートB => グローバル着信しない、ダイヤルイン番号を設定

にする。これで、完全に電話2回線を引いたのと同じ使い方になる。この場合はAポートの電話機を使用している場合に契約者番号に着信があると話中になる。
ターミナルアダプタに疑似コールウエイティングの機能があれば、キャッチホンと同様にAポートで電話を切り替えて話しができる。
アナログポートBにFAX/電話をつないで、A・B両方のポートで契約者番号の着信を受けたい、FAXはダイヤルインで指定したBポートのみで受けたい場合の設定は以下の様になる。

アナログポートA => グローバル着信するに設定
アナログポートB => グローバル着信する、ダイヤルイン番号を設定

これで、契約者番号にかかってきた電話はA,B両方の電話がなる(優先着信ポートを指定してない場合)。ダイヤルイン番号にかかってきた場合はBポートのみが着信する。