配線イメージ、使用機器、工事手順


■ 配線イメージ

 

  • 光方式の場合に大きく異なるのは、現在使っている電話ケーブル・電話機器等とは、まったく無関係であることです。

  • 電話線とは別に光ファイバーケーブルが設置されます(電話側は、なんの変更もなしに今まで通り変わりなく使えます)。

  • 上図では、保安器と引き込み口が離れてますが、実際には、保安器の側に宅内への引き込み口があるので、光ケーブルも同じ場所から宅内へ配線されることが多いでしょう(状況によって変わるでしょう) 。

  • 複数のパソコンを接続して、同時に利用したいときは、ONUの後にブロードバンドルータを接続して、その後に、パソコンを接続することになります。

    TA:ターミナルアダプタ、ONU:回線終端装置


■ 使用機器


 ← 壁面から出る光ケーブルの例

・この光ケーブルと回線終端装置(ONU)との接続は、工事業者が行います。

 ← ONUの蓋を開けたところ

・この中で、ケーブルの余長丸く巻いて、中央左辺りに見える青い部分のコネクタへ接続します。

地域によって、使用されるメーカが異なるので多少外観の違いはありますが、細長い弁当箱のような形をしています。

← 工事後は上部の蓋は開けない方がいいでしょう。

・ この機種では、LANケーブルのつなぎ換えなど際には、下部の蓋のみ開けることが出来ます。

■ 気をつけること

  • ONUへ接続される光ケーブルは保護皮膜で覆われていますが、非常にデリケートなものなので、家具で挟んだり、ステップルで固定するなど、締め付けたり圧力をかけたりしては、いけません。

  • もちろん、急角度で曲げてはいけません。最小曲げ半径5センチ程度と言われてますが、曲げる必要があるときは、半径10センチ前後にとどめるのが無難でしょう。

■ 工事手順

★ ISDNやADSLの工事のように、電話に関係する部分がないので、以外と工事は単純です。
  1. 事前に工事業者が現地調査に来て、ケーブルの引き込み口やONUの設置場所などを検討します(ユーザー側で確認・了承が必要となる場合は、立ち会いが必要)。

  2. 工事日に、光ファイバーケーブルを配線して、ONUへ光ファイバーを接続します(特殊な工具で光ファイバーケーブルに接続用のコネクタを付けて、ONU内で接続します)。

  3. リンクランプの点灯が確認できたら、工事業者さんが持参のテスト用のパソコンをLANケーブルで接続して、回線試験を行い、良好ならば、工事完了です(丁寧な場合は、受光パワーの測定もするかも?)。