一本の電話線に何台もの電話機を接続することをブランチ接続という。
よく、1階の電話機と2階の電話機を同時に接続して使っている例がある。また、FAXの背面のジャックにもう一台電話機を接続して使用するのもブランチ接続の例だ。
一般の電話(アナログ)の場合は、何台か電話を接続しても、正常に着信音が鳴るが、これは交換機から供給されている電力が大きいからだ。
TAのアナログポートでは、TAから電話機に電力が供給されるため、多くのTAでは、一つのアナログポートに一台の電話機を接続する様になっている。それ故、アナログポートの数が2つのタイプや3つのタイプがある。
しかし、1アナログに一台の電話機しか接続できないと屋内の配線が難しくなる場合が多い。高機能アナログポートは、アナログポートから供給する電力を上げて、複数接続を可能にしたものである。
実際には、ふつうのアナログポートへ2台の電話機を接続しても使える場合も多いが、これは試してみないとわからない。予め、1つのポートに複数の電話機なり、FAXをつなぐことがわかっている場合には、ブランチ(分岐)接続可能なTAを選んだ方がよいだろう。
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