WINDOWSは、送信にはMicrosoftFAX、受信にはＥxchangeのファックスサービス機能を利用して、パソコン上でファックスの送受信ができる（インストールはコントロールパネル＝＞アプリケーションの追加と削除＝＞Ｗｉｎｄｏｗｓファイルでできる。Windows98では、CD-ROMあるいはHD上のTools\Oldwin95\Messageフォルダ内のAwfax.exeとWms.exeを実行するとインストールできる）。

モデム内蔵の機種なら、専用のファックスソフトがついている場合もある。いずれもファックスで使用するモデムを選択する必要があるが、このとき、ターミナルアダプタ（以下ＴＡ）を使用することはできない。

モデム一覧に使用しているＴＡも表示されるがこれを選ぶとTAのデータポートを使ってファックス通信をしようとするが、基本的にＴＡのデータポートにはファックス通信機能がないので正常に設定できない。

最近ではモデムというとFAX／Modemをさすことが多いので間違えやすいのだがファックスを利用する場合はその機能を持った機器を使用しなければならない。

従って、ISDN回線でパソコン上からファックスを使用する場合は、通常のファックス同様にアナログポートへFAX／Modemを接続して行う必要がある。
インターネット通信＝＞ターミナルアダプタ、パソコン上でのファックス＝＞ファックスモデム

補足：最近、通常のＴＡのデータポートを使って、ＦＡＸを可能とするソフトが発売された（英語版は以前からあったが扱いにくかった）。

1999/11/24