i・ナンバー



ISDNで契約電話番号のほかに最大2つまで、別の電話番号が使用できるサービス。

従来のダイヤルインサービスでは、1番号に付き、月々800円(H12.10現在)の付加使用料が必要だったが、このサービスでは、月300円の追加料金で利用できる。ただし、追加できる番号は最大2つで、元々ある契約番号と追加番号で最大3つ電話番号が利用できる のみだ。

4つ以上の番号を利用する場合は、従来のダイヤルインサービスを利用することになる。I・ナンバーとダイヤルインの両方を使う ことはできない。

利用するには、工事費が2000円かかる。月々の費用はINSの回線使用料+300円(追加番号1つの場合、2つ追加する場合は400円)。

また、TAがI・ナンバー対応でない場合は、インターネットなどから、アップデートファイルを入手して、ファームウエアのバージョン アップを行う必要がある。同時にI・ナンバーの設定ができるように、設定ユーティーリティーの方もバージョンアップする必要がある。

従来のダイヤルインの1番号使用だけを値下げすればいいのに、郵政省の規制の関係があるのか、I・ナンバーは別の仕組みで 追加番号の利用を可能にしている。交換機側で着信した追加の電話番号を、ポート番号に変換して、TAへ通知する。

TA側では、通知されたアナログポートへ着信させる。アナログポートへは、あらかじめ設定ユーティーリティーで、I・ナンバーの 利用をするとし、着信させたいアナログポートへ追加番号を設定しておく。

下記の設定例は、追加番号1つの場合です。追加番号2つを設定したい場合は、i・ナンバー(3番号)対応 のファームウェアと設定用の ユーティリティーソフトが必要となります。使用しているTAが対応機種でない場合は、TAメーカのホームページから、バージョンアップソフトをダウンロードして、バージョンアップする必要がある。

* AtermやV70等の設定例 (CポートをFAX専用に使いたい時の例)
1、番号テーブルめーニューを開き、i・ナンバー使用をチェック
2、i・ナンバー情報1,2へ元の番号と追加番号を設定
3、着信したいポートへチェック
4、発信したときに番号通知したい方の番号の方をチェック