ISDN切り替え後の電話配線



まず、ISDNにするとTAを中心として、配線を考えなくてはいけません。

その際に、もっともネックになるのが、パソコンとTAの距離です。
ワイヤレスでも利用しない限り、TAとパソコンはあまり離して設置できません。
USBケーブルではかなり長いものもあります。
また、シリアル(RS232C)ケーブルも高品質な長いケーブルも市販されています。
しかし、所詮、限度があります。屋内が広い場合は、TAの設置場所を決めて、TAから各部屋へ配線をやり直すか、コードレスの子機を利用するなど、検討する必要があります

1、下記の例はもっとも簡単な例で、1階にパソコン設置、電話機は普通の電話機とコードレス親機と子機の構成例です。


2、次は、2階にパソコンで、尚且つ、一階のコードレスホンがドアホンと兼用になっているタイプで、2階にコードレスホンの親機を持ってあがれなかったため、2階のTAから配線を張りなおした例です。
 また、プロパンガスの自動検針装置を利用していたため、ST端子を利用して自動検針するタイプへと変更したかったのですが、TAがST端子を持っていなかったため、ガス会社と交渉して、アナログポートCに自動検針器を配線してもらいました。

切り替え前の構成

 

切り替え後の構成


なかなか、配線変更は大変です。複雑な配線変更は料金も高くなることがあります。
工事前に、見積もりなどよく確認しましょう。
また、配管がない場合など、配線が見えて見栄えが悪くなることもあるので、工事の前に担当者や工事業者によく確認しましょう。
予算が、あれば、コードレスホンやワイヤレスパソコンアダプタ付きのコードレスホンなどもあるので、検討しましょう。
ワイヤレスタイプのTAもずいぶん値段が下がってきたようです。
ただ、ワイヤレスを使用するよりも、キチンとした工事が可能ならば、配線工事を頼んだほうが、かえって安上がりで確実な場合も多いので、配線工事の計画をキチンと立てて、よく検討するようにしましょう。