申し込む時に気をつけることは



116番等にかけて、NTTにISDNの受付窓口のフリーダイヤルを聞いて、まず、自分の住んでる地域が提供エリアに入っているかを確認してもらおう。

すぐに工事可能ならば、自分の家やアパートがガスの自動検針サービスを利用していないかを確認しよう。
都市ガスなら大抵大丈夫だが、プロパンの場合は結構、自動検針サービスが利用されているので注意が必要だ。

自動検針とは、プロパンガスの残量や異常を深夜等の電話が利用されていない時間に、検針器に取り付けられている装置へガス会社のコンピュータが電話をかけて、装置に問い合わせるものだ。ユーザーの回線をちょっと利用させてもらって、検針員が見に行かなくてもガスが少なくなったら、すぐに交換へ行くためのものだ。

この時、ガス会社から電話がかかるたびに電話のベルがなると迷惑なので、電話機が応答しない特殊な周波数の信号が交換機から流れる。電話会社からの線と電話機との間に入れられたガス会社の検針器の装置がこれに応答してデータのやりとりを行う。このサービスをノーリンギングサービスという。

実はこのサービスが現状では、ISDN回線の交換機が対応していないため、受けられない。よって、このサービスを受けている人がISDNへ変更する場合は、ガス会社へ連絡して、ISDNへ変更する旨を伝えて、ガス会社の装置を変更してもらわなければならない。当然、この変更費用はガス会社の負担となる(負担を求められた例は過去にない)。

この装置の変更には2パターンある。取り付けるTAにST端子がある場合は、ディジタル対応の装置に変更をする。

この装置は、通話に使用さ れていない信号の一部を利用するもので、ISDN申し込み時にユーザー間情報通知着信許可で申し込む必要がある(通常は許可で申し込む様になっているはず、なお月額料金は無料)。この方式が、回線の利用に影響がないのでベストと思われる。
しかし、最近、TAでは価格を抑えるためにST端子を省略しているものもある。この場合は、以前のアナログ装置で装置の自動発信機能に頼るしかない。

深夜等のユーザーが利用していない時間帯(テレホーダイを考えると深夜も使っているかも?)に装置がガス会社のフリーダイヤルへ電話をかけてデータのやりとりを行う。

この方式では、ガス会社から装置へ問い合わせる事ができないので、ちょっと不便らしい。もちろん、ガスの自動検針装置を接続するためにアナログポートを一つ占有するのでポートの少ないTAでは難しい(ブランチ接続ができないTAの場合)。

あと、あまり、利用されていなと思うが、一部の株式の情報サービス等で使われていた第2種パケットに加入している場合は、利用できなくなるので注意が必要だ。

あと、リソースBODの項も参照してほしい。