電話とデータ/FAXの選択



ターミナルアダプタのアナログポート設定で使用機器を電話かモデム/FAX(あるいはデータ/FAX)を選択するところがある。

電話の指定をすると網内で帯域圧縮技術等を使用して音声伝送に適した形で伝送するので、この設定でFAXやモデムの信号を送るとエラーが生じることがある。


モデム/FAXの設定をすると3.1Kb/sの帯域の通信を保証するので、FAXやモデムの信号を送受信できる。

電話付きのFAXや同一ポートに電話やモデムを混在するときは、モデム/FAXの設定にする(この設定で電話を使っても特に問題はない)。
ちなみ、データポートから行われる通信は非制限ディジタルという扱いで、送信した情報のビット列を網がなにも加工しないものである。

注意 

 一部の機種では、この設定がない場合もある。このとき、通信クラス(HLC・高位レイヤ整合)の設定と勘違いして設定してしまうと、アナログ(一般電話)からは着信できるが、ISDN回線やデジタル携帯からでは、機器が接続されていないなどのメッセージが流れて接続できないことがあるので注意。詳しくは、HLC・高位レイヤ整合の項を参照。