■ はじめにプロバイダのサポートページ、自分のブログの更新、ウェブメールの利用、各種請求情報等の参照、会員制のサービスの利用など、ユーザーIDとパスワードの入力が必要なサービスが増えています。 それぞれにIDとパスワードを覚えておくのは大変ですし、オートコンプリートでも今ひとつ面倒です。また、ID欄が複数になっていたりして、サービスによっては、オートコンプリートが機能しない場合もあります。 クッキーを利用して、ログイン処理を不要にできる場合もあるし、出来ない場合もあります。 たまに利用しようと思うと、ログイン情報が分からなくなり、右往左往したり、リマインダーでメール通知をして貰ったり・・・ このような問題を一気に解決するツールが、ロボフォームです。パスワードマネジャーと言うようなソフトはいくつかありますが、ロボフォームは優れものです。 プライベートで利用する場合に限り、多少の制限はあるものの無料で利用できます。 このソフトには他にもいくつか機能がありますが、ここではパスワードマネジャーの機能に絞って紹介します。 なお、Netscape 4, Opera, Compuserve 7, Mac, MSN TV (WebTV)には対応していません。 |
★ どこが便利になるの? |
ロボフォームを使えば、ワンタッチ
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ロボフォームを使えば、ロボフォームへログインするためのマスターパスワードだけを覚えておけばOK!(不要ならばマスターパスワードの入力も省力可) 個々のサービスへのログイン情報はロボフォームでまとめて管理でき、パスワード変更時も簡単に修正できます。 ■ フリーウェア(無料)版の制限 2004/10現在 ロボフォームは3,675円(税込)のシェアウェアですが、30日間の試用期間が終わっても、非商用利用であれば、ログイン情報の記録が10個までに制限されますが、 無料で利用できます(10個以上登録していると使用期間が終了後、PRO版の購入を促すメッセージが度々表示される)。 ロボフォームを仕事、 政府関係、軍事関係、または宗教団体で使用する場合はシェアウェアとしてPRO版の購入が必要です(大学や高校など正規の教育機関でこれを使う生徒を除く) 。 詳しくは、ロボフォームのサイト で確認してください。 前述のように、プライベート等での使用以外はPRO版の購入が必要です。このソフトは海外製なので購入は、日本国内代理店イプログダイレクト を利用するのがよいでしょう。 購入後の処理(参考) ■ 入手 ロボフォームやベクターのサイトからダウンロードできます。 RoboFormのダウンロード (ロボフォームから) RoboFormのダウンロード (ベクターから) ■ 使い方 ・画面右下のタスクトレイ上の か アイコンをクリックします。 ・ログインにマウスカーソルを合わせて、そのまま左に動かします。 ・登録されている一覧から、ログインしたいものを選び、クリックします。 ・しばらくすると、自動的に以下の処理を行ないます。
・タスクトレイのアイコンが の時はマスターパスワードの入力が必要です。 ※ 一度、マスターパスワードを入力すると、パソコンを再起動したり、設定されているタイムアウト時間が過ぎない限り、パスワード入力は不要です。 強制的に、パスワード入力が必要な状態にするには、ログオフをクリックします。 ※ 保護設定にしている場合 ■ 最後に 最近は、NTTやドコモなどの携帯電話等の請求書をメール通知にして、明細はウェブで確認するサービスが増えています。請求書の郵送を省けるので100円程度の割引が受けられるし、ゴミの削減になります。しかし、明細を確認するのに複雑なIDとパスワード、登録番号などを入力するのが結構たいへんです。 業務でもウェブベースのアプリが運用されているケースが増えており、グループウェア以外に独自のアプリも運用されていたりすると、ログイン作業は結構面倒です。 その上、セキュリティ上、定期的なパスワードの変更を余儀なくされている場合では、長期の出張に出てたりすると自分で設定したパスワードがわかんなくなったりすることもあるかも知れません。 最近、注目されているSSL-VPNを利用する際もログイン操作が必要な場合が殆どです。 こうなると、ストレスなく、様々なサービスを利用するには、仮想的にシングルサインオンを実現するロボフォームのようなソフトが必要でしょう。 |
イラストの一部はRICOHプリントアウトファクトリーの素材を利用しています。