★ WindowMeでは、復旧コマンドによってある時点の状態へ復帰させる機能もあるのでそちらを使う方法もあります。 ★ Windows2000あるいは、NT4では、起動時に以前の正常起動時の状態で起動するを選ぶことで、正常起動しなくなった場合の復旧ができます(Windows2000では、F8キー操作(NT4では、VGAモード)で呼び出せます)。 ・ここで、紹介するscanregコマンドによる復旧は、MS-DOSプロンプト(コンソールモード)でも復旧可能なので、覚えておいて損はないでしょう。 ・簡易な変更の保存と設定を元に戻すためには、Regedit コマンドを使用する方法もあります => Regedit コマンドによる書き出しと取り込み操作 ・なお、残念ながら、Windows95ではサポートされていません、こちらを御覧ください => Windows95でのレジストリのバックアップと復旧方法 ◆ まず、復旧が必要になった場合に備えて、簡単にプロンプトモードで起動できるように、TweakUIでの設定をお勧めします。 ・TweakUIのインストールについては、こちらをクリックして参照 TweakUIを起動して、下図の起動設定で起動メニューの毎回、起動メニューを表示にチェックをいれ、OKをクリックして設定します。 下図のように3秒後起動開始など、メニューを選択しなければ、自動的に通常の起動をするまでの時間設定も可能です。 上記の設定で、Windowsを再起動すると、英語のメニューが表示され、復旧が必要な場合は、Command Prompt Only をを選択してください。
1、レジストリのバックアップ ・スタートメニューから、MS-DOSプロンプトを選んでもよいのですが、もっとスマートにコマンドプロンプトを起動しましょう。 スタートメニューから、ファイル名を指定して実行(R)をクリックして下図の画面をだします。 ・command と入力して、OKをクリックします。
・すると、コンソール画面が起動します。 ・下図の画面は、通常は、c:\:windows> になっているでしょう。 ・気にしないで、キーボードから、scanreg と入力して、Enterキーを押してください(もちろん、半角で)。 ・開始(S)の部分が<>で囲まれていることに注目してください。現在、この機能が選択されているとことです。 ・このまま、Enterキーを押して、現在のレジストリ状態のチェックを実施してください。 |
・問題がなければ(起動していれば通常問題はありません)、Enterキーを押して、現在のレジストリ情報のバックアップを作成してください。 |
・完了したら以下のメッセージが表示されるので、Enterキーを押してください。
・下図のように、scanreg /restore と入力して、Enterキーを押します(sacnreg と /restore の間はスペースキーを押して間隔を空けます)。 ・すると、5世代分のバックアップの一覧が表示されます。つまり、選んだバックアップの時点の状態に戻せるわけです。 ・コンソール画面では、マウスは機能しません。方向キーの上矢印を押して、一番上のバックアップデータを表示させて、確認します。 ・ここでは、rb003.cab が先ほどの操作でバックアップを作成したものです。万が一の復旧の際には、このファイルを方向キーで選択して、復元を実行します(メモをとっておくとよいでしょう)。 ・ここでは、確認のみなので、右方向キーを押して、キャンセル(C)を<>表示されて選択します(方向キーが動作しないときはウインドウ内をクリックします)。
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・最後に、exit コマンドを入力して、Enterキーを押すとコンソール画面が閉じます。
2、レジストリの復旧 ・最初の方で説明したように、TweakUIを設定していれば、Windows起動時に、選択メニューが表示されます(もちろん、F8キーやCTRLキーで呼び出しても構いません)。 ・メニューから、コマンドプロンプトオンリーを選択してください。 ・あとは、先ほどの要領で、scanreg /restore と入力して、Enterキーを押します(sacnreg と /restore の間はスペースキーを押して間隔を空けます)。 ・方向キーで先ほどバックアップした復旧したいファイルを選択して、今回は、復旧を行うので、復元(R)が、<>で囲まれて選択されていることを確認して、Enterキーを押してください。 |
・今回は、「システムの復元に成功しました」の表示が出るはずです。 ・exit コマンドで、再起動するか、CTRLキーとALTキーとDELキーを同時に押して、Windowsを再起動してください。 |