ログイン作業を便利にする(パスワードマネージャーの利用)


はじめに

プロバイダのサポートページ、自分のブログの更新、ウェブメールの利用、各種請求情報等の参照、会員制のサービスの利用など、ユーザーIDとパスワードの入力が必要なサービスが増えています。

それぞれにIDとパスワードを覚えておくのは大変ですし、オートコンプリートでも今ひとつ面倒です。また、ID欄が複数になっていたりして、サービスによっては、オートコンプリートが機能しない場合もあります。

クッキーを利用して、ログイン処理を不要にできる場合もあるし、出来ない場合もあります。

たまに利用しようと思うと、ログイン情報が分からなくなり、右往左往したり、リマインダーでメール通知をして貰ったり・・・

このような問題を一気に解決するツールが、ロボフォームです。パスワードマネジャーと言うようなソフトはいくつかありますが、ロボフォームは優れものです。

プライベートで利用する場合に限り、多少の制限はあるものの無料で利用できます。

このソフトには他にもいくつか機能がありますが、ここではパスワードマネジャーの機能に絞って紹介します。

なお、Netscape 4, Opera, Compuserve 7, Mac, MSN TV (WebTV)には対応していません。


★ どこが便利になるの?

ロボフォームを使えば、ワンタッチ


★ 管理するって?

 


 

ロボフォームを使えば、ロボフォームへログインするためのマスターパスワードだけを覚えておけばOK!(不要ならばマスターパスワードの入力も省力可)

個々のサービスへのログイン情報はロボフォームでまとめて管理でき、パスワード変更時も簡単に修正できます。


 フリーウェア(無料)版の制限 2004/10現在

ロボフォームは3,675円(税込)のシェアウェアですが、30日間の試用期間が終わっても、非商用利用であれば、ログイン情報の記録が10個までに制限されますが、 無料で利用できます(10個以上登録していると使用期間が終了後、PRO版の購入を促すメッセージが度々表示される)。

ロボフォームを仕事、 政府関係、軍事関係、または宗教団体で使用する場合はシェアウェアとしてPRO版の購入が必要です(大学や高校など正規の教育機関でこれを使う生徒を除く) 。

詳しくは、ロボフォームのサイト で確認してください。

 有料版の購入

前述のように、プライベート等での使用以外はPRO版の購入が必要です。このソフトは海外製なので購入は、日本国内代理店イプログダイレクト を利用するのがよいでしょう。

 購入後の処理(参考)

 入手

ロボフォームやベクターのサイトからダウンロードできます。

 RoboFormのダウンロード (ロボフォームから)

 RoboFormのダウンロード (ベクターから)

 インストール

 インストール手順の説明

 ログイン情報の記録(ログイン帳)や設定等

 記録手順や設定の説明

 使い方

・画面右下のタスクトレイ上の  か  アイコンをクリックします。

・ログインにマウスカーソルを合わせて、そのまま左に動かします。

・登録されている一覧から、ログインしたいものを選び、クリックします。

・しばらくすると、自動的に以下の処理を行ないます。

ブラウザを起動
ログインページにアクセス
IDとパスワードを入力
ログインボタンをクリック

・タスクトレイのアイコンが  の時はマスターパスワードの入力が必要です。
 ※ 保護設定にしている場合

※ 一度、マスターパスワードを入力すると、パソコンを再起動したり、設定されているタイムアウト時間が過ぎない限り、パスワード入力は不要です。

強制的に、パスワード入力が必要な状態にするには、ログオフをクリックします。

 ※ 保護設定にしている場合

 最後に

最近は、NTTやドコモなどの携帯電話等の請求書をメール通知にして、明細はウェブで確認するサービスが増えています。請求書の郵送を省けるので100円程度の割引が受けられるし、ゴミの削減になります。しかし、明細を確認するのに複雑なIDとパスワード、登録番号などを入力するのが結構たいへんです。

プロバイダの利用状況などの参照も同じくで、セキュリティ面から安易なIDやパスワードには変更できないし、出来てもしないほうが無難です。

業務でもウェブベースのアプリが運用されているケースが増えており、グループウェア以外に独自のアプリも運用されていたりすると、ログイン作業は結構面倒です。

その上、セキュリティ上、定期的なパスワードの変更を余儀なくされている場合では、長期の出張に出てたりすると自分で設定したパスワードがわかんなくなったりすることもあるかも知れません。

最近、注目されているSSL-VPNを利用する際もログイン操作が必要な場合が殆どです。

こうなると、ストレスなく、様々なサービスを利用するには、仮想的にシングルサインオンを実現するロボフォームのようなソフトが必要でしょう。


イラストの一部はRICOHプリントアウトファクトリーの素材を利用しています。