8、フレッツADSLの定石 なお、下記のような対策を施した後では、モデムの電源をいったん切って、10秒ほど待って再度入れて、モデムの再立ち上げ操作を行うとよい。 なんだか、動作が不安定なときにも、とりあえず試してみるとよい。
@ フレッツ接続ツールは、Windows95でIE4.01では動作が遅くなる傾向がある。ウィルス対策の面からもブラウザのバージョンアップがお勧め A Internet Explorer Version 5/ 5.01/5.01 Service Pack 1では、「現在、インターネットには接続していません。
コンピュータに保存されているインターネットのコンテンツを表示するには、[オフライン]をクリックしてください。再接続する場合は[再試行]をクリックしてください。」などと表示が出る場合がある。 B フレッツ接続ツールでは仮想的なアダプタを使用するが、ネットワーク設定には、本来のネットワークカードの設定が存在するため、Windowsの起動時間が長くなったり、インターネットが無応答になる現象が生じることがある。
参考 フレッツ接続ツールには、ダイアルアップネットワークは不要、ネットワークアダプタとTCP/IPプロトコルを使用し、仮想アダプタを通して通信する。 C 解像度の低いディスプレイで接続ツールの画面が大きすぎる場合は以下の対策を行う。 EnterNet.iniファイルを探して、(通常は、C:\Program Files\NTTE\Flets\app以下にある)の以下の部分を削除する。 [MainWindow Size] [Window Size] この設定を消すことでフレッツ接続ツールは最適な画面のサイズを自動検出するようになる。 D フレッツ接続ツールでは「I 0092 ゲートウェイが見つかりません」が表示されることがあるが無視しても問題はない。 E フレッツ接続ツールは仮想的にネットワークカードと結びついて同さするので、ネットワークカードを交換するときは、まず、フレッツ接続ツールをアンインストールしてから、ネットワークカードドライバーを削除して、ネットワークカードを交換し、ドライバーを組み込み、再度、フレッツ接続ツールをインストールするのがよい。 F 切断するときは、接続ツールで切断するほうがよい、モデムのスイッチを切って、切断したり、接続した状態でパソコンの電源を切ったため、接続が切れた場合は、数分間接続できない状態にことがある(不正接続防止対策らしいが、最近は改善の方向にあるようだが、正しい手順で切断する方がよいことは確かである)。 G ADSLモデムのLINKランプがつかない。
G フレッツ接続ツールは、NT4ではSP3以上が必要。 H フレッツ接続ツールをNT、2000で使用する際は、「アプリケーションの設定」の「Windowsを立ち上げ時にフレッツ接続ツールを起動」がチェックすることが出来ないが、コントロールパネルを開いて、PPPoE Serviceを選択し、EnterNetFolder.exeのアイコンをクリックして、"subservice loads when PPPoE service starts"のチェックボタンをクリックすることで、設定・解除ができる。 I XPでは、接続できない旨のエラー表示、フレッツ接続ツールでは「E0040 接続中にタイムアウト 」表示の場合
J 初期出荷のモデムのファームウェアには不具合があって、電話回線にサーというような雑音が入ったりする場合がある。そのような症状があったら、116番へ故障申告して、遠隔でモデムのファームウェアのバージョンアップを行ってもらう。 2002/11月 WindowsXPに関する追記WindowsXPでは、付属機能のPPPoEで接続設定を行うが、私が検証した結果、ADSL程度ではパフォーマンスの差は大きくは変化なかったが、Bフレッツでは、別の接続ツールを使った場合は、明らかにパフォーマンスの向上が見られた(パソコンの処理能力にも関係すると思われる)。 XPのPPPoE機能で速度が出ない場合は、別の接続ツールを試してみるのもいいかもしれない。 従来、フレッツ接続ツールは、XPに対応していなかったが、インターネットを経由したサービスでは、インターネット網内の混雑状況や中継回線の問題から、安定して速度が得られないことや、Bフレッツの高速回線ではメリットを十分発揮できないので、インターネット経由しないで、入り口のIP網内で直接サービスすることが始まっている。 現在、NTTのIP網内では、フレッツスクエア・フレッツコミュニケーション(地域系NTT)、ブローバ(NTT系列会社)、BBエキサイト(一般業者)等が、高速IP網から直にブロードバンドに対応したサービスを提供している。 今後もこの形態のサービスが増えてくると予想される。 Yahoo!BBなど、自社のネットワーク内から同様のサービスを行っているが、選択子の豊富さではフレッツの方が有利かもしれない。 さて、フレッツでは、このようなブロードバンド専用サービスを利用しながら、インターネットも利用する場合は、PPPoEで複数の接続ができないと、いちいち切断して、別のサービスにつなぎ直さなくていけないので不便だ。 そこで、フレッツISDNを除くフレッツサービスでは、複数セッションサービス(同時に複数のサービスに接続できる)を開始している。 ・NTT東日本の場合は変更の申し込みが不要で、2002年10月1日から自動的に同時接続セッション数が増える。・NTT西日本の場合は、申し込み(2002年10月1日から受け付け開始、工事費2000円)が必要になる。その代わりに、フレッツ・ADSLなどの同時接続セッション数をさらに増やせる「フレッツ・プラス」のサービスも開始する(通常は、無料で利用できる2セッションで十分だろう)。 この複数セッションサービスに対応するには、接続ツールも対応していなければならない。 そこで、WindowsXPにも対応するフレッツ接続ツールが配布されている。 NTT西日本 ダウンロード先 「ID・パスワードは申し込み時に送付されてきた書類に記載されているものを入力」 NTT東日本は、フレッツスクエアからダウンロードできるようです。 2002/11/03現在 Ver2.20(複数セッション利用版)が配布されている。 複数セッション向けだが、別に無理に複数に接続する必要はないので、XP付属のPPPoE機能で速度がでない場合は、こちらを使ってみると良いだろう。
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